もうすぐ夕方という頃に、自宅近くの山道を歩いていると、思いがけず霧雨が降ってきました。
西に傾いた太陽からはまだうっすらと、太陽の光が。
そして、太陽の光を受けた、東側の山あいには、虹がかかっていました。
雨にはぬれてしまいましたが、虹を見た日は、なんだか得をした気分になりますね。
紀伊半島大水害から10年…この節目の年に、チームくまのがわと新宮市社会福祉協議会では熊野川に復興支援に来てくれた人たちに、感謝の思いと、これからもがんばりますと言う気持ちを伝えるため、住民のメッセージを書いたハンカチをさつき公園に飾りました。
これらの黄色いハンカチのメッセージは1週間ほど展示されるそうです
きのう(7月7日)熊野古道の大雲取越を少し歩いて、円座石まで行ってきました。久し振りに歩く急な石段はかなりきつく、ガイドブックには20分ほどの道のりと書いてありますが、片道30分ほどの時間をかけて歩きました。
円座石まで行ったのには訳があって、紀伊民報(田辺市の新聞社が発行している新聞)のネット版にこんなことが書いてあるのを見たからです。
「雑草が生い茂っていた和歌山県新宮市熊野川町、熊野古道・大雲取越の途中にある巨石『円座石(わろうだいし)』が手入れされ、熊野三山の本地仏を表す梵字(ぼんじ)も美しく浮かび上がった。(以下略)
実際に自分の目で確かめてみたかったわけですが。
実際に見た姿を報告する前に、2012年11月15日~11月19日にアメブロに書いた私の記事を紹介したいと思います。
歌手の宇多田ヒカルがひとりで熊野古道を歩いて、1日目に足を傷めてしまい、それでも3日間歩き通して、その後東京に戻ってから医者に行ったところ、かなりひどい状態だったとのこと。 熊野古道は、岩がむき出しのところや、岩の上にコケの生えたところなど、滑りやすいところが多いので、細心の注意を持って歩かないといけません。それにしても、「宇多田ヒカルが歩いたなら私も」といって歩く人は多くはないようで、熊野古道を歩く人がその後急に増えたという話は聞きません。
ところで私の家の近くにも、熊野古道が通っていて、きょうは片道20分ほどの道のりを歩いてきました。
熊野川町小口から那智方面に向かう大雲取越えの道沿いにある円座石(わろうだいし)の往復で、久しぶりに歩く急な石段は、結構きつかったです。
熊野古道大雲取越えの入口、14キロメートル余りを歩くと那智山に着く2012年11月撮影のもの杉林に囲まれた円座石2012年11月撮影熊野古道の大雲取越えの途中にある円座石(わろうだいし)まで歩いて往復してきたのですが、久しぶりに見る「円座石」になぜか違和感を覚えました。「あれ?前からこんなだったかな?」という気持ちです。
それで、自宅に帰ってから、昔のデジカメ写真を調べ、1999年5月に撮影した円座石の写真を見つけました。写真に写っている人物がどう変わったかも気になりますが、(その後一度も会っていない)とりあえずそれはさておいて、13年の間の円座石の変わりようにびっくり。とても同じものとは思えません。
どうしてこんなにちがってしまったのか、実は私には心当たりがあるのですが、それを書き出すと長くなって、徹夜してしまいそうなので、今回は割愛させてもらいます。
世界遺産の熊野古道もじつはいつも変わり続けている。これはそのひとつの証明になりますね。
1999年5月撮影2012年11月撮影
…続く…
3月21日の春分の日、熊野市の山間部に住む友人を新宮市内まで送ってきました。
その途中、時間に余裕があったので、紀和町に寄り道して”サクラ”見物。と言ってもこのごろ朝晩の冷え込みが強いせいか、ソメイヨシノはまだ固いつぼみのまま。
いま話題の、クマノザクラを見てきました。友人の話では、「クマノザクラ マップ」と検索すれば、クマノザクラの見所がわかるそうです。
途中寄った、熊野市紀和町の道の駅、「板屋九郎兵衛の里」では”クマノザクラフェア”のポスターが。案内は⇒
こちら 熊野市では、クマノザクラを観光の目玉にしようと、かなり力を入れているようです。
クマノザクラを見に行ったのは2ヶ所で、ひとつが長尾の電話局前にある大きな桜。(電話局と言っても、大きな変電施設のようなボックスが建ち並んでいる)
、 サクラの花は、まだちらほら咲いているだけでした。
下のほうで、固まって咲いているのを撮ったのが、この2枚の写真桜の木の下には、クマノザクラのことを紹介する真新しい案内板が上の2枚の写真は去年のほぼ同じ時期(3月22日)に撮った同じ桜の写真です。同じ木を違う方角から撮ったものですが、見る角度によってかなり違って見えますね。「紀伊半島から新種、クマノザクラを発見」とマスコミに発表されたのは、2018年3月13日。けれどもこの木がクマノザクラだとは知る由もありませんでした。もう1ヶ所が田平子峠刑場跡の近くにある、巨大な桜の木。この木の下にもクマノザクラの案内板は建っていましたこの木の花はなぜか満開状態。花びらがびっしりと並んでいました