今から1ヵ月あまり前の1月半ば、私が所属するガイドの会の会長から、「1月27日の土曜日に熊野川沿いの草刈りのボランティアをするので参加してほしい」という電話があった。熊野川町の道の駅に朝9時集合との事。とにかく身体さえ持っていけばいいということなので、特に何も考えずOKした。(ほんとうは、ちょっとめんどうだなと思ったけど。このあたりの言葉で「かいだるい」と言います)
当日行ってみたら、道の駅のすこし下流側の空き地にテントが建って、その横にすごい人が集まっている。テントの中のテーブルにはヘルメット、軍手、鎌、お茶、おやつなどいろんなものが並んで、至れり尽くせりだ。それを見たら、もらうものだけもらってさっさと帰りたくなった。
すぐ帰るわけにもいかないので、しばらく待っていると開会式が始まり、主催者の「熊野川整備植栽協議会会長」瀬古伸廣新宮商工会議所会頭あいさつ。そのあと佐藤春陽新宮市長あいさつ。あいさつの後はいくつかのグループ分けがあって、説明の後それぞれの作業現場に向かった。私が所属した班は近くの熊野川沿いの斜面の草刈り。1時間ほどで終わってしまう。
タイムスケジュールが詰まっているらしい。
作業のあと全員バスに乗ってもうひとつの会場である南桧杖へ。こちらでは今回の事業を記念する石碑の除幕式があった。ここにもテントが建っていて、ぜんざいがふるまわれ、参加者ひとりひとりに果樹の苗をプレゼント。
地元の新聞記事によると、この事業は平成17年度に国土交通省が創設した「観光ルネサンス事業」に採択された和歌山県の「世界遺産観光推進事業」の一環で「熊野川整備植栽協議会」が設立され、(ややこしいですね)新宮エリア事業として、地元ボランティアも参加して当地域に自生する植物を熊野川沿いに植栽した。ということのようだ。ただしこの事業は2年目の今年で終了するとの事。
除幕式のあと、しばらくして再びバスに乗り、新宮市の職業訓練センターへ。訓練センターで弁当を受け取り昼食。午後は同じ訓練センターの大ホールで造園家の涌井雅之氏の講演会があった。こちらも用意して並べてあったいすが足りなくなるほどの大盛況だった。
天気もよかったし、おみやげもたくさんもらえて、参加してよかったです。
瀬古会長のあいさつを聞く参加者の皆さん
熊野川沿いの斜面に散って草刈り
南桧杖で行われた除幕式
石碑には参加団体の名前が刻まれています
午後から行われた講演会
おみやげをGET!